大手広告マンの教える、広告のノウハウを使って、人生を豊かにするBlog

就活・仕事から、飲み会や結婚式の企画まで。大手広告代理店の広告マンが考える、広告制作・マーケティングのノウハウを、人生の様々な場面で活かす方法です

歓迎会・送別会!会社の「出し物」を成功させる方法 vol.1

こんにちは、ちゃにおです。

 

このブログでは「広告のノウハウを、人生の様々な場面で活かす方法」をお伝えしていきたいと思っています。

前回のブログでは、会社の飲み会での出し物を引き受ける大きなメリット、をご紹介しましたが、今回から具体的な話に入っていこうと思います。

 

~会社の「出し物」成功法

vol.1 出し物のゴールが何なのか?をちゃ~んと把握する

 

飲み会の出し物、といっても、考えられるアイディアは非常に幅広いですよね?

ネットで検索してみても、会社の同僚に聞いてみても、いろい~ろな案が出てくると思います。

 

ただここで、STOP!!

 ここで犯しがちなミスが、闇雲に企画に入ることです。

 

その前に「出し物のゴールが、何なのか?」を知る必要があります。

 

「そりゃ、飲み会を盛り上げることでしょ?」と言う声が聞こえてきそうですが、

 

もう少し具体的にゴールを設定する必要があります。

具体的に、ゴールを定めるにあたって、

調べるべき3つのことがあります。

 

 

 

その1.会の具体的な目的

その飲み会や、出し物をやる目的、ゴールを聞き出しましょう。

例えば、新人歓迎会でも

  • 「新人の顔をみんなに知ってもらい、打ち解けやすいようにしてほしい」
  • 「優秀な部署だって、新人に感じてもらい、誇りをもってほしい」

かでアプローチの仕方も変わってきます。 

 

この目的を、飲み会をしようと言い出した人や自分にその役割を依頼した人にヒアリングし、出来るだけ具体的にまとめましょう

ストレートに「具体的な目的を教えてください!」といっても、「なんだこいつ?」と思われるので、

「新人は初めての飲み会どんな感じでしょうね?」「どんな会になるといいですかね?」などさりげなく聞き出しましょう。

 

 

その2.ホンネの注意点

具体的な会の目的がわかり「そこを目指していこう!」と突き進んでも、失敗する可能性があります。それは、すぐには言葉にでてこないホンネの注意点に気づかなかったときです。

 

例えば

  • 「あまり長いとだらけるよね」とか
  • 「ウケを狙いすぎても、おとなしい人が多いからウケないかもよ」とか
  • 「とりあえず思い切ってやっとけ!!頑張ればこっちも持ち上げるから」とか

あえて言わないホンネを聞いておくことが、「転ばぬ先の杖」になります。

 

 

 その3.自分が依頼された理由

会話の流れの中で、ぜひこの「自分が依頼をされた理由」を聞いてみてください。

特に他にも頼まれそうな人がいるのに、自分だった場合は必ず聞きましょう。

 

例えば、「ちなみになんで今回、僕を指名してくれたんでしょうか?僕が出し物もやったほうがいいですか?」という具合です。

 

「他の人が忙しい」「若手はお前しかいないだろ」など、あなた一択だった場合は別ですが、複数候補考えられる中で選ばれた場合、発注者は、その1とその2をなんとなく把握したうえで、あなたが適任だと判断をしたはずです。

  • 「お前のキャラクターで盛り上げてほしいんだ」とか
  • 「気遣いできるお前なら、ミスなくできると思うんだ」とか

自分に期待をされていることを聞くことができれば、その望みに適切に応えることができます。

 

 

ここの3つの事が調べられたら、自分の中でゴールを設定します。そうすればおのずと、企画の内容や進め方が見えてくるものです。

 

例えばゴールが
「まだ部署の人に良く知られていない新人を、早く部署になじみやすいようにすることがゴール」
なら
「早く親しみやすいキャラクターを確立できるよう、新人の紹介を交えつつ、その人の意外な一面を問題にした、少し笑いの起きるクイズをしよう」
という案が考えられます。
 
例えば、紹介の途中で新人にも話を振ったりしつつ、おもしろそうなところを3択クイズにして、部署の人たちに選ばせてもいいかもしれません。
 
おとなしい職場であれば、その人のいい面を問題にすればいいでしょうし、さわがしい職場なら明らかなボケ選択肢や、フリーアンサー(大喜利用)を用意してもいいかもしれません。
 
またタイミングとしては、会の早めにやったほうが、その後の歓談時間で、より打ち解けた会話ができるので適切でしょう。
 
 
広告でも、飲み会でもこの
「明確なゴール設定」が成功のカギになります。
言い換えると、「成功」の定義をすることです。
 
どこを目指すかわからなければ、本当は企画は立てられないはずなんです。
WEBでネタを探すより、依頼をした人にヒアリングをして、明確なゴールを設定しましょう。
 
以上、ちゃにおでした。