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11人の大御所コピーライターから見る、いいコピーを書くために必要な3つの行動

こんにちは、ちゃにおです。

 

最近、

「コピーライターになりたい!」

と、思い立ちました。

 

―言葉一つで人の心を動かし、世の中をいい方に変えていくことができる―

今更ながら、あこがれを抱き、目指してみようと思ったんです。

 

そこで、

どうやったら、良いコピーが書けるのか、調べてみました。

 

なんですけど、

著名な方の本などを読んで、途中からあることに気づいたんです。

 

それは、

「いいコピーを書くための、王道のノウハウがない」ということ。

言い換えると、人によって言っていることが千差万別なんですね。

 

たとえば受験であれば、

参考書があって、大体どれも同じ内容が書かれている。

それが、勉強の王道パターンなんだと思うんですけど、

 

コピーの場合

「これをやればいいコピーが書けますよ」

「これが王道の方法ですよ」

というのが見つからなかったんです。

 

言っていることは人それぞれ過ぎて、何をどう行動に移していいか、ハッキリわからなかたんですね。

 

たぶんそう感じている人も多いから、宣伝会議の講座も、儲かるんでしょうねw

 

だけど、1人や2人じゃなくて、

何人もの著名なコピーライターの方の話を聞き、”共通点”を探していけば

「これは大事」ってことがわかってくるんじゃないかと思って、さらに調べてみました。

 

そこから、いいコピーを書くために必要な3つの行動を纏めました。

 

 ①まずは、たくさん本数を書くこと

なぜ、若い頃はたくさん書いたほうがよいのか。それは単純にいえば、思考における基礎体力をつけるためなんです。
運動で言えば、まず筋力や足腰の力をつけることに当たる。
(中略)テクニックを完璧に身につけたとしても、プロ野球選手のようなホームランは打てません。なぜなら、テクニック以前に、腕力や体力が足りないからです。 谷山雅計
 
広く、深く考える力がないと、いいコピーはかけないようです。
たくさん「書く」というより、たくさん「考え」て、文字に起こす、と言ったほうがいいもしれません。
 
たぶん、真っ白になってから何が得てくるかが、本当に大事なんだと思います。それには、とにかく何百本も書くしかない。(中略)
とにかく書く習慣をつけて、頭をひねる訓練をしておく。若いときにそれをやっておかないで、キャリアを積んでからできるわけがないんです。
だから、とくに若いコピーライターのみなさんは、とにかくたくさん書くことだけは徹底的にこだわったほうがいいと思います。  門田陽 
 
良いコピーは、最初か最後に出る、とも言われます。
 
へとへとになって、「もう書けないよ・・・」となったときに、ふと今までの自分では考え付かなかったような案がでることもあるらしいです。
 
この話を聞いて、「これってスポーツとよく似ているなぁ」と思いました。
 

僕は小中高と野球をやっていてたのですが
高校のときに、素振りを「1日1000本」やったことが幾度かありました。
 
1000本もスイングをすると、何百本か振ったあたりから、手に力が全く入らなくなってくるんですね。
 
「も~力が入らん。バットも持てん」
 
ってくらい、腕の力が入らなくなります。
当然、いつも自分がしている、自分なりのスイングができなくなります。
 
だけどこの状態になると、いつもの自分ではできない
「余計な力を使わない、自然なスイング」ができるときがあるんですね。
 
そしてそれが、それが自分本来のベストなスイングだったりします。

コピーもそれと一緒で、力を出し尽くしたらからこそ、その先に普段の自分では余計な癖があって出てこない、力が発揮されるのだと思いました。

 

②いつもの生活を大切にすること

街を歩きながら、広告物一つひとつに自分が感じたことを言っていました。(中略)「お前ならどうするか?」と聞いてくるんです。結局、僕へのコピーの訓練として言ってくれていたんです。 門田陽
僕はコピーのために流行を追いかけたりはしないほうたいいと思っています。コピーって自分の人間力のようなものがにじみ出てくるものなので、
むしろ日々の暮らしを大切にしたほうがいい。それが結局はコピーのためになると思うのですが。 安藤隆

 

よく、いいアイディアを出すためには、流行っている場所に行くことや、珍しい体験をすることが推奨されることもありますよね。

 

もちろんそれも大事かもしれませんが、意外にもそういったことを推奨している人は見つけられませんでした。

 

逆に、「日々の生活の中でできること」について、言っていたんです。

 

日々生活をしている中で、常にいろいろなことに疑問を持つ、疑問体質であること。
 
おもしろいとか、おいしいとか、何か「いい」「悪い」と感じたら、その理由を言葉にしてみるとか。
 
珍しいことをすることよりも、その中から何を感じ取るか、というセンサーの方が大事なのだと思います。
 
 

 ③ダメ出しをもらって、さらにいいものを考えること

広告でいい仕事をしている人たちに共通するのは、「ダメ出しされてからが強い」ということですよ。(中略)
誰だろうが僕だろうが、みんな何度もダメだしをくらっている。何度くらっても、「もっといいのができました」と言いながら、本当にもっといいものを考えていく。 谷山雅計

コピーを書いていく過程で迷うことがありますよね。そういうとき、僕はその仕事に無関係の女性の方に見せて
「こっちのほうがかわいんじゃないですか」「こっちのほうがおもしろいですね」と言う方を選びます。 門田陽

 

自分のコピーを人に見せる行為って、ほんとに恥ずかしいし、緊張するものです。

 

「お、すっげーいいの思いついた!これはかなりいいだろ!」

と、ドキドキしながら見せたものが

それほどおもしろくないようなリアクションをされると、

 

「ああ、何を舞い上がってたんだろ。俺って才能ないなぁ。」

と、毎回落ち込みます。

 

けれども、広告は他人がおもしろいと思うものが、おもしろいものなんですね。

それはもう受け入れるしかないです。

 

そして、きっとたくさん恥をかいて、悔しい思いをしたほうが、個人的には成長につながるもんだと思います。

 

これにめげずに、じゃあどうしたら面白いものができるか、さらに考えられる
精神的なタフさも必要なんですね。

 

 

コピーライターになろうと思って調べると、結構早い段階で

「コピーは天才じゃなくても、スキルと身に付ければできる」

という話と出逢います。

 

だけど、どうスキルを身に付けるために、具体的にどう行動するか、まで書かれたものは意外と少ないんです。

 

上記の行動を、実際行動に移している人も、少ないはず。

まずはこのことを実践してみたいと思います。

 

ちゃにお