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歓迎会・送迎会の出し物(余興)を成功させる、3つのポイント

こんにちは、ちゃにおです。

 

先日の記事では、歓迎会、送別会など会社の「出し物」を成功させる方法として、
「vol.1 何がゴールなのか?をちゃ~んと把握する」ということをお伝えしましたが、

今回は、そのvol.2
「歓迎会、送別会の出し物を成功させる3つのポイント」という話です。

 


ポイント①ほぼ全員に「自分事化」してもらえそうか?
企画をする上で大切にすべきなのが、参加するほぼ全員に自分事化してもらえそうか?ということです。

「自分事化」をしてもらうためには、「共感」と「参加性」が必要です。

 

【共感】
参加するメンバーが興味を持ちやすいものにしましょう。
例えば、おじさんばかりの職場で「自分の得意な、セカオワのドラゴンナイト歌います!」といってもたぶんみんなキョトンとして、反応に困るでしょね。
あのピエロみたいな人の仮装をしても、空しくスルーされるかもしれません。

「自分にも関係あることだ」「自分も興味があることだ」と思ってもらう企画にすることが必要です。

  • この回の趣旨にあっている
  • 今回参加しているメンバーと共通点がある
  • 誰もが知っている定番的なモノ
  • 今流行っていて、誰もが知っているもの

などです。


【参加性】
実際に見ている人も、参加できるものにする、ということです。
こうすることで、企画自体の一体感が生まれます。

  • チーム対抗で勝ち負けを付ける
  • クイズに答えてもらう形式にする
  • 一人一人を取り上げて何かするものにする
  • 歌でも、拍手や合いの手が入りやすいものにする

 


ポイント②会の「キーマン」が喜びそうか?
広告も同じですが、尖ったコミュニケーションをするためには、「ターゲット」を定めて、その人に刺さりやすいような企画にしていく必要があります。
飲み会では、属性というよりも、「キーマン」と言ったほうがいいでしょう。

キーマンとは言い換えると、最初に設定したゴールを達成するキーになる人物のことです。

例えば

  • 偉い人
  • 会の主役
  • 複数部署跨る会なら、各部署ごとのリーダー

などが、まずこれに当たります

また、

  • 盛り上げてくれる人(騒がしい、好意的に見れくれる、いじられ役)

も、ゴールを達成するためのキーマンになるでしょう。

一人残らず全員が笑う面白い企画、ということは厳密にはできないので、このキーマンの人たちを定め、その人が盛り上がることで、結果周りも盛り上がるという構図を作っていきましょう。

キーマンとして選ぶ人数の目安ですが、あまり絞込み過ぎてしまうと、数人だけにウケる企画になり、その会全体を巻き込んで盛り上げることができない可能性があります。

また多すぎると、この後の組み立てがしづらくなるので、
10~30人くらいの会では、メンバーの1/3~1/2くらいの数をキーマンとして設定するのがいいかと思います。
※絶対的に影響力があるような人の場合は、その人中心に組み立てたほうがいいと思います。

 


ポイント③怒ったり、悲しんだりされなさそうか?
どんなにおもしろく盛り上がっても、ひどく怒る人や悲しんだりする人がいると
その場で嫌な雰囲気になるかもしれませんし、後日嫌な思いをするかもしれません。

私も盛り上がった宴会の中で、「この先輩は仕事中の移動時間が多すぎ」という話をしたらちょうどその日、その先輩に移動時間を有効に使うよう、偉い人からお叱りがあったらしく、一瞬いやぁな雰囲気になってしまいました。

 

また、準備をほどほどにしていたところ
「新しく来た人にこの部署はすごいな!って思って欲しいって行ったよね?ちょっと今の企画、普通過ぎない?」と言われたことも。

 

全てを把握できるわけではないですが、企画を想像したときに、気分を損ねる人はいないか、想像してみましょう。

 

これらがクリアされてくれば、企画が盛り上がる下地はしっかりできます。
爆笑や激しいネタ求められる職場ではなれば、十分でしょう。

 

 

企画を決める際は、ここで紹介した3つのポイントを大切にしてください!

 

以上、ちゃにおでした。